リンガ・エスプレッソの最大の特色は生徒さん一人一人のニーズに応じて完全にテーラー・メードされたレッスン・プラン。誰一人として同じレッスン・プランの方はおられません。ここでは実際の生徒さんを例に取り、われわれがどのようなレッスン・プランを提供しているかをご覧頂きましょう。ここであげられている市販テキストの詳細については、別ページにまとめました。
なお、 TOEFL iBTスピーキング対策についてのみ、別のページにまとめています。
これらはあくまで例であり、同じようなレベルの方でも、ご本人の今後の予定、目標、割くことのできる時間量、などさまざまな要素に依存してレッスン・プランは変わってくることを強調しておきます。
現在育児休暇中の初級者Aさんは、大学まで英語を学ばれたものの、特に得意というわけだったというわけでも、特に縁があったというわけでもなく、その意味では、英語に関して日本人としてごく普通の生活を送ってこられました。これが、弟さんのガールフレンドのアメリカ人が、一年も経たないうちに日本に引っ越してくることになったからさあ大変。ちゃんとコミュニケーションできるようにしなくちゃ!
そんなAさんにはご覧のような、いわば基礎からきっちり復習プランを作成しました。発音と文法のこういった組み合わせは、こういった場合の典型的パターンなのですが、アメリカ人女性と日常生活をともにするようになることを鑑み、絵辞書を用いてそういった局面で出てくるような語彙を増やすよう配慮しました。
その後… 週2回のレッスンを真面目にこなしてきた「初級者Aさん」さんは、その後、発音に関しては、「CD付き 英語の発音が正しくなる本」を卒業しClear Speechへ、Side by SideはBook 1を終えてBook 2に、それぞれ進んでおられます。またEnglish for Everyday Activitiesも一通り終えられ、今はPutting It Togetherで会話の流れをコントロールする表現を学んでおられます。
Bさんは、ここでは初級と呼んでいますが、中級までもう一歩、というのが正確なところ。来年アメリカの大学に留学を希望されているBさんは、その前段階としてこの夏に同じくアメリカで語学研修に参加されます。フルタイムのお仕事をされながら、某有名大手英会話学校に通い、それに加えて、お仕事後の深夜などに我々のレッスンも受けておられるBさんは人並みはずれた大の努力家。
Bさんの場合、既に英会話学校に通っておられるのですが、お話を詳しく伺うと、一応文法事項を中心とした会話のテキストに沿って授業をしているものの、理解を定着させるためのドリルが弱いのです。加えて、発音の矯正もあまり積極的にはなされてない、とのこと。プランを立てる上で、内容の無意味な重複を避けることを重視したのですが、そういう事態であれば、こちらで発音と文法をきっちりやらざるをえません。
それに加えて、短期とはいえ、この夏にアメリカに語学留学されるということですので、それの準備としてアメリカ英語の口語にあらかじめ親しめるようにしてあります。
「初級者Bさん」ことYuko O.さんは「生徒さんからの声」もご寄稿くださいました。そちらもご参照下さい。
Cさんはアメリカの大学の3年生。放送を専門に学んでおられます。コースワークの一貫として、アメリカ人のクラスメート複数人とグループでの共同作業が週単位であります。グループでの議論が熱くなり、皆早口でまくし立て始めることもしょっちゅうです。Cさんの悩みはそういったときに聴き取りが追いつかなくなること。それだけではなく、自分のために議論が失速してしまうことを恐れ、なかなか話に割り込めず、結果として話に取り残されてしまうこともそうです。
Cさんの問題は、半分は英語の問題なのですが、後の半分は言葉の問題というよりも、日本人にありがちな、恥ずかしがりで気後れする性格です。こういったことを考慮し作成したプランは、リンガ・エスプレッソの特徴を端的に示す、独特なものとなりました。市販テキストは一切使用しません。
会話のスピードが速くなると聴き取れなくなる大きな理由の一つは、速い会話で自然に起こる音の変化を理解していないからです。また、Cさんが、割り込むなど、会話をコントロールできるようになるためには、まずそのための表現を知る必要があります。そこで、言葉の面からこれらをカバーした上で、講師を相手に模擬訓練を繰り返すことで、性格に起因する問題を克服するようにしました。
某有名大手外資系会社に勤めるDさんはバリバリのキャリア・ウーマン。英語もお手ののもので、仕事ではメールや文書の読み書きはもとより、電話やビデオ・カンファレンスなどで日常的に会話もそつなくこなしておられます。プライベートでも、アメリカ人らネィティブ・スピーカの友人とのコミュニケーションに、不安はありません。
そんな一部の隙もない、完璧なスーパーウーマンのように端からは見えるDさんにも、上級者なりの悩みがあります。Dさんのように、一通りコミュニケーションが取れるようになると、ネイティブ・スピーカと話していても、明らかな誤りがないだけに、細かな誤りを指摘してもらえないものです。自分では完全ではないとわかっていながら、それを改善する手段も機会もなかなかなく、悶悶とした気分に苛まれます。それをわれわれのサービスを利用することで積極的に作ろうとするDさんは、やはり飽くなき向上心をお持ちなのでしょう。
そんなDさんのご要望を組んで作成したレッスン・プランのハイライトは、矯正を重視した会話練習です。担当講師と、一見普通の自由形式の会話をするのですが、実はその間中、講師はDさんの発言の中の誤りや改善点を逐一メモしています。そして会話が一段落つくたびに、講師はこれらをまとめてフィードバックするのです。
「上級者Dさん」ことMieno Y.さんは「生徒さんからの声」もご寄稿くださいました。そちらもご参照下さい。